◎当局は東部パンジャブ州の業者が製造したとされる糖尿病患者向けの治療薬を回収し、使用中止を命じた。
2023年3月1日/パキスタン、ラホールの住宅地、国勢調査員と市民(K.M. Chaudary/AP通信)

パキスタンの保健当局は24日、東部パンジャブ州の糖尿病患者に使用され、失明を含む重度の網膜障害を引き起こしたとされる注射薬を回収し、供給業者を捜索していると発表した。

中央政府の報道官は声明で、「当局はパンジャブ州の業者が製造したとされる糖尿病患者向けの治療薬を回収し、使用中止を命じた」と明らかにした。

また報道官は「警察が注射薬の製造元と供給業者を捜索しており、供給に関与したとされる2人が逃亡中である」と述べた。

パンジャブ州政府も対応に当たっており、5人の専門家からなる調査委員会を設置した。

同州知事室の報道官は記者会見で、「ラホールを含む複数の都市でこの注射薬が使用され、多くの患者が深刻な感染症を発症し、最終的に12人が失明した」と語った。

同州政府はこの薬が使用された経緯を調べている。

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