◎殺害されたのは35歳の男性。容疑者は現場から逃亡した。
2023年1月31日/パキスタン、北西部カイバル・パクトゥンクワ州ペシャワル、自爆テロが発生したモスク(Muhammad Sajjad/AP通信)

パキスタン北西部カイバル・パクトゥンクワ州ペシャワルでシーク教徒の男性が何者かに射殺された。地元警察が25日に明らかにした。

それによると、殺害されたのは35歳の男性。容疑者は現場から逃亡した。

イスラム国(ISIS)を支持するスンニ派のアマーク(Aamaq)通信は25日、この事件に関与したとするISISの犯行声明を掲載。ISISはペシャワルのシーク教徒を殺害したと主張している。

男性は帰宅中に殺害されたと伝えられている。

ISISは犯行声明の中で、前日にもシーク教徒を攻撃したと主張している。

パキスタンでシーク教徒が殺害されたのは今年3件目。先月には東部の都市ラホールで1人。4月にはペシャワルで1人。昨年5月にもペシャワルで2人が殺害された。

パキスタンのシーク教徒の大半がイギリスから独立した1947年にインドに移住した。

パキスタンにとどまったシーク教徒は数千人と推定されている。その大半が暴力とは無縁の生活を送っている。

地元メディアによると、同国の少数派であるシーク教徒、キリスト教徒、アフマディー教徒などが暴力や嫌がらせに直面しているという。

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