◎現場は同州の州都ペシャワルの北方約250キロに位置する町の市道。
2024年9月22日/パキスタン、北西部カイバル・パクトゥンクワ州、爆発で破損した警察車両(AP通信)

パキスタン北西部カイバル・パクトゥンクワ州で道路脇に設置されたIED(即席爆発装置)が爆発し、警察官1人が死亡、4人が負傷した。地元当局が22日、明らかにした。

それによると、外国外交官の車列を扇動していたパトカーが爆発に巻き込まれたという。現場は同州の州都ペシャワルの北方約250キロに位置する町の市道。

車列にはインドネシア、ポルトガル、カザフスタン、ボスニア・ヘルツェゴビナ、ジンバブエ、ルワンダ、トルクメニスタン、ベトナム、イラン、ロシア、タジキスタンの外交官が乗っていた。

警察によると、外交官にケガはなく、爆発後、厳重な警備体制が敷かれたという。

外交官たちは地元の商工会議所の招待でこの地を訪れていたが、首都イスラマバードに戻った。

警察によると、犯行声明を出した組織は確認されていない。

パキスタンでは近年、イスラム過激派によるテロ攻撃が相次いでおり、その多くがアフガンと国境を接するカイバル・パクトゥンクワ州と南西部バルチスタン州で発生している。

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