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北朝鮮、最新鋭駆逐艦を核報復システムに組み込みへ、金正恩氏が表明=国営メディア

カンゴンは北朝鮮東岸に配備されており、同型艦としては2隻目となる。
2026年4月14日に北朝鮮メディアが公開した写真、金正恩 党総書記(中央)と軍・政府当局者(KCNA/AP通信)

北朝鮮の金正恩(Kim Jong Un)総書記は、同国が新たに建造した5000トン級の駆逐艦「姜健(カンゴン)」を核報復システムの一部として運用する方針を示した。国営朝鮮中央通信(KCNA)が7日に報じたもので、キムは同艦について、敵から攻撃を受けた場合に「壊滅的な報復攻撃」を実施できる戦力の一部になると強調した。

カンゴンは北朝鮮東岸に配備されており、同型艦としては2隻目となる。約3カ月前には1番艦「崔賢(チェ・ヒョン)」が西岸に配備された。北は東西両岸で大型水上艦の戦力化を進めている。

KCNAはカンゴンが核兵器を搭載しているかどうかについて明らかにしていないが、チェヒョンと同じ兵器システムを備えているとみられている。

北が特に重視しているのが、艦艇を核戦力と組み合わせることで攻撃手段を多様化することだ。北の核・ミサイル戦力は主に陸上からの発射能力を中心としてきたが、潜水艦や水上艦を含む海上戦力の強化が進めば、相手側が北の攻撃能力を事前に把握することが難しくなる可能性がある。

KCNAによると、キムは今回、今後8カ月以内に海軍力をさらに拡大する計画も示した。新たな海軍部隊や艦艇の種類を増やすほか、東岸で海軍基地の建設を進める方針を明らかにしており、北が海軍を核・ミサイル戦力の重要な構成要素として位置づけていることがうかがえる。

北は8月末にも、米国の敵視政策は変わっていないとして核戦力の強化を続ける姿勢を示していた。トランプ(Donald Trump)米大統領が北との対話に前向きな姿勢を示す一方、北は米韓合同軍事演習などを警戒し、核兵器を国家防衛に不可欠な戦力と位置づけている。

今回の駆逐艦配備は北が核戦力を陸上だけでなく海上へ広げようとする動きの一環とみられる。実際に艦艇がどの程度の核運用能力を持つのかは不明な部分も多いが、北が海軍の近代化と核戦力の多様化を同時に進めていることは、朝鮮半島周辺の安全保障環境に新たな緊張をもたらす可能性がある。

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