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中国・ミャンマー首脳会議、共同声明で相互支援を約束

共同声明では、中国がミャンマーの主権や領土的一体性の維持を支持する一方、ミャンマーは「一つの中国」原則への支持を改めて表明した。
2026年6月16日/中国、首都北京、中国・ミャンマー首脳会議の様子(ロイター通信)

中国とミャンマーは17日、首脳会談の共同声明を発表し、主権や安全保障、国家発展に関わる「核心的利益」と「重大な関心事項」を相互に支持する方針を確認した。中国の習近平(Xi Jinping)国家主席とミャンマーのフライン(Min Aung Hlaing)大統領による一連の会談を経て公表された声明は、両国関係のさらなる深化を内外に示す内容となった。

共同声明では、中国がミャンマーの主権や領土的一体性の維持を支持する一方、ミャンマーは「一つの中国」原則への支持を改めて表明した。また、両国は政治、経済、安全保障分野での協力を拡大し、地域の安定と発展に向けて連携を強化する考えを示した。中国はミャンマー国内の和平と和解の推進を支援する姿勢を示し、対話を通じた安定化の重要性を強調した。

フライン氏は15日から中国を公式中で、習主席を含む政府高官と協議。同氏が今年4月に大統領に就任して以降初めての訪中となった。習主席は会談で、ミャンマー政府による国家発展や治安維持への取り組みを支持すると表明し、「兄弟のような友好関係」を継続して発展させる意向を示した。

両国は会談後、経済・インフラ分野を中心とする18件の協力文書に署名した。対象には国境を越える交通網整備、自由貿易、防災協力、保健医療、メディア交流などが含まれる。特に、中国が推進する巨大経済圏構想「一帯一路」の一環である中国・ミャンマー経済回廊の進展が重要議題となった。中国は雲南省とインド洋を結ぶ物流ルートの整備を重視し、港湾やパイプラインなどの大型事業を通じてミャンマーとの経済的結びつきを強めている。

一方、ミャンマーでは2021年の軍事クーデター以降、内戦状態が続いている。各地で武装勢力との戦闘が続くなか、中国が関与するインフラ事業の一部も治安悪化の影響を受けてきた。ミャンマーにとって、中国は最大の投資国であり、国境地域の安定確保は経済的利益だけでなく安全保障上も重要な課題となっている。習主席は会談で、主要プロジェクトを安全に推進する必要性を強調した。

今回の共同声明は、国際社会から批判を浴びる軍主導のミャンマー政府にとって外交的な後ろ盾を得る機会となった。一方、中国にとっても南西部の安全保障やエネルギー輸送路の確保、地域における影響力維持の観点からミャンマーとの関係強化は重要な戦略課題である。両国の接近は今後の東南アジア情勢や地域秩序にも影響を与える可能性があり、その動向が注目されている。

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