ミャンマー東部の集落で爆発、55人死亡、70人負傷、反体制派の支配地域
爆発が起きたのは「タアン民族解放軍(TNLA)」の支配地域内にある集落の施設と伝えられている。
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ミャンマー東部シャン州の集落で5月31日、大規模な爆発が発生し、少なくとも55人が死亡、数十人が負傷した。現地メディアが報じたもので、女性25人と男性30人の死亡が確認されたという。現場は中国国境に近い地域で、民主派勢力が実効支配している。ロイター通信は関係者の話しとして、「31日午後の時点で被害状況を確認中である」と報じた。
爆発が起きたのは「タアン民族解放軍(TNLA)」の支配地域内にある集落の施設と伝えられている。TNLAは声明で、鉱山開発や採石作業に使用するため保管していた爆薬が何らかの理由で爆発したとの見方を示した。爆発の詳しい原因は明らかになっておらず、同組織が調査を進めている。
救助活動に当たっている関係者によると、爆発の威力は極めて大きく、周辺の住宅100棟以上が損壊したとの情報もある。負傷者は70人に上るとみられ、重傷者も多いことから、今後さらに死者数が増える可能性がある。現場では瓦礫の撤去や行方不明者の捜索が続けられている。
TNLAは声明で犠牲者や遺族に哀悼の意を表明し、被害を受けた住民への支援を行う考えを示した。一方で、爆薬がなぜ住宅地に近い場所に保管されていたのか、安全管理が適切だったのかといった点については明確な説明を行っていない。
ミャンマーでは2021年2月の軍事クーデター以降、国軍と各地の少数民族や民主派勢力との戦闘が続いている。シャン州は複数の武装組織が活動する地域で、国境貿易や鉱山開発の拠点としても知られる。近年は戦闘による空爆や砲撃で多数の民間人が犠牲となった。今回の爆発は戦闘行為によるものではないとみられるものの、長期化する内戦下での危険な爆発物管理の実態を浮き彫りにした。
