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豪ニューサウスウェールズ州で鳥インフル確認、国内6例目

国内でH5N1型が確認された州は西オーストラリア州、南オーストラリア州に続き3州目となる。
ニワトリ(Getty Images)

オーストラリア南東部のニューサウスウェールズ(NSW)州政府は5日、高病原性鳥インフルエンザ(H5N1型)の感染を確認したと発表した。国内でH5N1型が確認された州は西オーストラリア州、南オーストラリア州に続き3州目となる。感染が確認されたのはニューカッスル北方で見つかったオオフルマカモメで、予備検査で陽性となり、連邦科学産業研究機構(CSIRO)の精密検査によってH5N1型であることが確認された。

今回の確認により、オーストラリア国内で確認されたH5N1型感染例は6例となった。これまでの感染例はいずれも野生の海鳥で、養鶏場や家禽への感染は報告されていない。政府は現時点で産業への影響はなく、鶏肉や鶏卵の供給にも支障は出ていないとして、不必要な買い占めを控えるよう呼び掛けている。

NSW州政府は感染確認を受け、監視体制とバイオセキュリティ対策を強化している。市民に対しては、野鳥の死骸を見つけても素手で触れず、関係当局へ速やかに通報するよう求めている。また、人への感染リスクは低いとしながらも、野鳥や家禽との不要な接触を避けるよう注意喚起を続けている。

H5N1型は近年、世界各地で感染が拡大し、一部では哺乳類への感染も確認されている。ヒトへの感染は極めてまれだが、感染した鳥との濃厚接触による事例が報告されており、各国が警戒を強めている。オーストラリアは長らくH5N1型の侵入を免れてきたが、6月に西オーストラリア州で初めて感染が確認され、南極・亜南極地域から飛来する渡り鳥を介して国内へ侵入した可能性が指摘されている。

専門家は豪州固有の野生動物への影響を懸念している。世界各地ではH5N1型によって多数の海鳥や海洋哺乳類が死滅し、生態系への影響も深刻化している。豪州政府は感染状況を継続的に監視するとともに、州政府や研究機関と連携し、野生動物や養鶏産業への感染拡大防止に全力を挙げる方針だ。

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