超大型の台風9号が米領グアム島に接近、暴風と高潮に警戒
米国立気象局(NWS)によると、9号は5日遅く時点で最大風速70メートルに達する非常に強い勢力を維持したままマリアナ諸島に接近中。
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米領グアム島で6日未明、超大型の台風9号(バービー)の接近を受け、大規模な避難と防災対応が進められている。気象当局は暴風や高潮、大雨による洪水の危険性が高まっているとして厳重な警戒を呼びかけており、沿岸部や低地の住民に避難命令が出た。自治体は学校や公共施設を避難所として開放し、住民に対して早めの避難を求めている。
米国立気象局(NWS)によると、9号は5日遅く時点で最大風速70メートルに達する非常に強い勢力を維持したままマリアナ諸島に接近中。グアムでは高潮に加え、猛烈な暴風や記録的な豪雨が予想されており、土砂災害や広範囲の浸水が発生する恐れがある。気象台は「生命を脅かす危険な状況になり得る」と警告し、住民に対し外出を控え、頑丈な建物内にとどまるよう呼びかけている。
グアム政府は災害対策本部を設置し、避難所の運営や食料、水、医療物資の確保を急いでいる。沿岸部では住民が土のうを積み、住宅や店舗の窓を板で補強するなど、9号への備えを進める姿が見られた。
スーパーマーケットでは飲料水や保存食、乾電池などの防災用品を買い求める人々が相次ぎ、一部の商品が品薄となった。行政は停電や通信障害が長期間続く可能性を想定し、数日分の生活物資を確保するよう住民に求めている。
島内に駐留する米軍も警戒態勢を強化した。航空機や艦艇を安全な場所に移し、基地施設では暴風対策が実施されている。必要不可欠な業務を除き活動を縮小し、隊員や家族の安全確保を最優先する方針だ。グアムは米軍の重要な戦略拠点であり、大型台風の接近は軍事活動にも影響を及ぼす可能性がある。
グアムは台風が接近しやすい西太平洋に位置し、近年勢力の強い台風が相次いで接近・上陸している。専門家は海面水温の上昇が台風の発達を促す要因の一つになっている可能性を指摘している。気象当局は9号が通過した後も暴風や洪水、倒木、停電などの被害が続く恐れがあるとして、住民に対し最新の気象情報や避難情報を確認しながら慎重に行動するよう呼びかけている。
