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米国東部熱波、ニュージャージー州で19人死亡、ゲリラ雷雨も

ニュージャージー州保健当局は声明で、熱中症による死亡とみられる事例は週後半から確認され始め、その大半は州中部から北部で発生したと明らかにした。
2026年5月19日/米ニューヨーク市のセントラルパーク(AP通信)

米国東部を襲った記録的な熱波により、ニュージャージー州で少なくとも19人が熱中症など暑さに関連した原因で死亡した疑いがあることが分かった。州当局が5日、明らかにした。それによると、死亡例の多くが冷房設備のない住宅内で確認され、異例の熱波が住民の健康に深刻な影響を及ぼしたとの見方を示している。

ニュージャージー州保健当局は声明で、熱中症による死亡とみられる事例は週後半から確認され始め、その大半は州中部から北部で発生したと明らかにした。犠牲者の多くは冷房のない自宅で発見されたほか、自宅周辺の屋外や路上、駐車中の車内で見つかったケースもあったという。

シェリル(Mikie Sherrill)州知事はX(旧ツイッター)への投稿で、「過去14年で最も暑い期間だった」と述べ、高齢者や持病のある人だけでなく、あらゆる年代が危険にさらされていると警鐘を鳴らした。

今回の猛暑は高気圧が広範囲を覆って熱と湿気を閉じ込める「ヒートドーム」と呼ばれる気象現象によって引き起こされた。昼間の高温に加え、夜間も気温が十分に下がらず、人体が暑さから回復する時間を確保できなかったことが被害拡大の一因とみられている。

気象台によると、ニューヨークのラガーディア空港では最高気温が40度に達し、1966年の記録を更新した。ニュージャージー州ニューアークでは40.5度、アトランティックシティでは41.1度を観測するなど、各地で過去最高気温を塗り替えた。

一方、熱波の勢いが弱まると、中東部から北東部で激しい雷雨が発生した。強風によって電柱や樹木が倒れ、送電網が被害を受け、ミシガン州やペンシルベニア州、ニューヨーク州を含む広い範囲で停電が相次いだ。気象台は大雨や突風に加え、一部地域では鉄砲水が発生する恐れがあるとして警戒を呼びかけている。

専門家はヒートドームによる猛暑では高温と高湿度が長期間続くため、屋外活動を控え、水分補給を徹底するとともに、冷房の効いた施設を積極的に利用することが重要だとしている。今回の一連の異常気象は猛暑だけでなく、その後に続く激しい雷雨や停電など複合的な災害リスクへの備えの重要性を浮き彫りにした。

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