◎K2は世界で最も危険な山のひとつであり、「キラーマウンテン」と呼ばれている。
パキスタン北部の高峰K2(Getty Images)

パキスタン北部に位置する世界第2位の高峰K2(ケーツー、8611メートル)への登頂を試みた2人の日本人登山家が行方不明になっている。地元当局が27日、明らかにした。

それによると、2人は標高7500メートル地点で消息を絶ったという。

地元メディアは関係者の話しとして、「別の登山家グループが警察に情報提供した」と伝えている。

ツアーを企画したパキスタン・アルパイン・クラブは声明で、「2人が消息を絶ったことを認識しており、陸軍および山岳警備隊と連絡を取り合っている」と述べた。

地元メディアによると、陸軍のヘリ2機が現地に派遣され、2人の姿を確認するも、2人が動かなかったため、ヘリにより救出を断念したという。

K2は世界で最も危険な山のひとつであり、「キラーマウンテン」と呼ばれている。

パキスタン北部のスパンティーク山(7027メートル)では今月初め、クレバスに転落した日本人登山家の死亡が確認された。

スパンティーク山では先月にも2人の日本人登山家が死亡している。2人は先月13日に行方不明となり、うち1人がその2日後に発見された。もう1人の遺体もヘリ部隊が発見したが、天候不良により捜索打ち切りとなった。

パキスタンでは毎年、多くの登山家が世界最高峰の山々に挑み、行方不明になったり、死亡したりしている。

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