フィリピン空軍の訓練機2機が空中衝突、操縦士4人全員死亡、当局が事故原因を調査
衝突したのはイタリア製のSF-260型練習機2機。23日午後、低高度で飛行していた際に衝突し、基地内に墜落した。
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フィリピン南部で23日、空軍の訓練機2機が飛行訓練中に衝突・墜落し、搭乗していた操縦士4人全員が死亡した。空軍が24日、明らかにした。事故は首都マニラの南方に位置するバタンガス州の空軍基地で発生した。地上での負傷者は報告されていない。
衝突したのはイタリア製のSF-260型練習機2機。23日午後、低高度で飛行していた際に衝突し、基地内に墜落した。地元メディアが入手した映像には、2機が空中で接触する様子が映っていた。うち1機は兵舎付近に墜落したが、地上の人員に被害はなかったという。
空軍は事故原因について、調査中と報告。安全対策として、保有するSF-260型機を一時的に全面飛行停止とした。死亡した操縦士の氏名は公表されておらず、軍は遺族への支援を進める一方、家族のプライバシーを尊重するよう呼びかけた。
フィリピン空軍では、同型機による死亡事故が過去にも発生している。今年5月には北部ベンゲット州で訓練中の機体が墜落し、操縦士2人が死亡した。2023年にもバターン州で訓練機が水田に墜落し、乗員2人が死亡している。
今回の事故は、装備の近代化や予算不足などの課題を抱えるフィリピン軍にとって、新たな打撃となった。同国軍は長年にわたり、国内の武装勢力への対応に加え、南シナ海で中国との領有権をめぐる緊張にも直面している。
事故原因の究明と再発防止に向け、機体の整備状況や訓練手順を含む検証が焦点となる。
