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オーストラリア、イスラム国に関与した女性ら19人帰国へ

今回の措置は今月初めに別の13人が帰国したのに続くものである。
シリアの難民キャンプ(Getty Images/AFP通信)

オーストラリア政府は26日、過激派組織「イスラム国(IS)」に関係した女性と子ども計19人が、シリア北東部の難民キャンプから帰国する予定だと明らかにした。内訳は女性7人と子ども12人、シリアの首都ダマスカス、カタール・ドーハを経由し、シドニーとメルボルンに到着する見通しだ。当局は監視体制を強化したうえで受け入れる方針を示している。

今回の措置は今月初めに別の13人が帰国したのに続くものである。先に帰国した女性4人のうち3人は奴隷制度に関与した「人道に対する罪」やテロ関連法違反の疑いで逮捕・起訴された。オーストラリア政府はISに加わった経緯やシリア滞在中の活動について厳格な捜査を進めており、今回帰国する女性たちについても必要に応じて刑事告発するとしている。

バーク(Tony Burke)内相は声明で、「政府は彼女たちの帰国を支援していない」と強調し、「犯罪を犯した者は法に基づき裁かれる」と述べた。さらに、オーストラリアの情報機関や警察当局は2014年以降、こうした帰国事案への対応準備を続けてきたと説明した。帰国後は監視プログラムや更生支援策への参加が求められる見通しで、特に子どもたちに対しては心理的ケアや社会復帰支援が実施される。

シリア北東部の難民キャンプにはIS支配地域に渡航した外国人戦闘員の家族が多数収容されている。オーストラリア国籍を持つ女性や子どもも長年拘束状態に置かれ、人権団体などは政府に対し帰国支援を求めてきた。一方、国内では「治安上の脅威になる」との懸念も根強く、帰国受け入れを巡って政治的議論が続いている。

ISは2014年にシリアとイラクで「カリフ制国家」の樹立を宣言し、多くの外国人が参加した。オーストラリアからも数十人が渡航し、一部は戦闘員として活動したほか、女性たちは「ジハードの花嫁」と呼ばれた。カリフ制崩壊後、多くの家族が難民キャンプに収容されたが、各国政府は帰国受け入れに慎重姿勢を示してきた。今回の19人の帰国によって、収容施設に残るオーストラリア人はわずかになるとみられている。

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