ペルー大統領の給与引き上げに抗議するデモ、数百人が参加

政府によると、同国の大統領の給与は引き上げ前で南米12カ国中11位。ボリビアの大統領が最下位であった。
ペルーのボルアルテ大統領(ロイター通信)

ペルーの首都リマで3日、ボルアルテ(Dina Boluarte)大統領の給与引き上げに抗議するデモが行われた。

経産相は2日夜、ボルアルテ氏の給与が3万5568ペルーソル(約145万円)に増額されたと発表した。

これは同国の最低賃金の約30倍に相当する。

デモ隊は「その資金は貧困対策に充てるべきだ」と批判した。

大統領の給与は2006年以来、1万5600ペルーソルで固定されていた。

内閣はボルアルテ氏の給与引き上げを閣議決定。即座に施行するとしている。

政府によると、同国の大統領の給与は引き上げ前で南米12カ国中11位。ボリビアの大統領が最下位であった。

地元紙が昨年行った調査では、中南米諸国の大統領の給与は3000ドルから2万2000ドル(43万~318万円)の範囲で、平均は約9600ドル(約138万円)であった。

米国の大統領の給与は年40万ドル(約5780万円)である。

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