◎女性は心肺停止の状態で9日に緊急搬送され、蘇生しなかったため、当直医が死亡を宣告した。
エクアドル、首都キトの国立病院前(Getty Images)

エクアドルの病院で死亡宣告を受けた76歳の女性が通夜中に棺桶を叩いて親族を驚かせた。地元当局が明らかにした。

復活した女性の息子はAP通信の取材に対し、「この世のものとは思えない、恐ろしい経験だった」と語った。「医師は何を見ていたのですか?」

保健省によると、この女性は南部の都市ババオヨの病院に緊急搬送され、治療を受けているという。

同省は女性の死亡証明書を書いた医師を調査しているとし、それを発行する際の手順や確認事項を見直す専門家委員会を立ち上げた。

同省によると、女性は心肺停止の状態で9日に緊急搬送され、蘇生しなかったため、当直医が死亡を宣告したという。

女性の息子はAPに、「母は病院に搬送された時点で意識がなく、数時間後に医師から死亡を告げられ、死亡届を受け取った」と説明した。

その後、家族は母親を葬儀場に運び、9日に通夜を行っていたところ、棺桶から奇妙な音がしたという。

「会場には私を含め20人ほどがいました。通夜が始まってから5時間後くらいに棺桶から音がしました。私たちが近づくと母の呼吸音が聞こえました...」

親族は救急車を呼び、自分たちで女性を救助した後、病院に走った。

保健省によると、女性の容体は深刻な状態で、意識は戻っていないという。同省は女性の死亡を宣告した医師の詳細を明らかにしていない。

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