コロンビア警察がエクアドル麻薬組織幹部の妻と娘を逮捕、米国送還後も資金網を追及
マシアス容疑者は「フィト」の通称で知られ、エクアドル最大級の犯罪組織ロス・チョネロスの指導者とされる。
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コロンビア警察は27日、米国に麻薬密輸の罪で引き渡されたエクアドルの犯罪組織ロス・チョネロスの幹部ホセ・アドルフォ・マシアスビジャマール(José Adolfo Macías Villamar)容疑者の妻と娘を逮捕したと発表した。2人はエクアドルで資金洗浄に関与したとして指名手配されており、コロンビア北東部で米連邦捜査局(FBI)とエクアドル当局の支援を受けた作戦によって逮捕された。
マシアス容疑者は「フィト」の通称で知られ、エクアドル最大級の犯罪組織ロス・チョネロスの指導者とされる。2024年1月にはグアヤキルの刑務所から脱走し、政府が非常事態を宣言する事態に発展した。その後、刑務所内で暴動が発生したほか、武装した犯罪組織のメンバーがテレビ局を襲撃するなど、国内の治安が大きく揺らいだ。
マシアス容疑者は再び拘束された後、2025年に米国へ引き渡された。米国では数千ポンドに及ぶコカインの輸入に関与したとして起訴されている。ロス・チョネロスは2025年、米国務省によって外国テロ組織に指定された。今回の妻と娘の逮捕は組織の指導者本人だけでなく、その周辺にある資金面のネットワークを追及する動きでもある。
コロンビアのデラエスプリエジャ(Abelardo De La Espriella)大統領は声明で、コロンビアを国際犯罪組織の安全な避難場所にはしないと表明した。また逮捕された2人については、エクアドル当局に引き渡され、同国の司法手続きに直面する見通しを示した。
エクアドルでは犯罪組織による麻薬密輸と暴力が深刻化している。強力な犯罪組織幹部の拘束や軍による治安対策が進められている一方、殺人事件は高水準で推移しており、2025年の殺人率は人口10万人当たり50件に達した。
今回の摘発はエクアドル国内にとどまらず、周辺国と米国を含めた国際的な捜査協力によって犯罪組織の資金と人的ネットワークを追跡する動きが続いていることを示している。
