◎ルラ政権は昨年10月1日に3カ国の免除期間を1月に延長。その後、これを4月に延長していた。
2023年12月29日/ブラジル、リオデジャネイロの夜景(Bruna Prado/AP通信)

ブラジル政府は9日、米国、オーストラリア、カナダの市民に対する観光ビザの免除を2025年4月まで延長すると発表した。延長はこれで3回目となる。

ボルソナロ(Jair Bolsonaro)前大統領は2019年、観光業界を支援するためにビザ要件を廃止した。しかし、この3カ国は入国するブラジル人にビザを要求し続けている。

ルラ政権は発足当時、「ビザ免除は伝統に反するものであり、米国を含む全ての国がその対象である」と述べていた。

リオデジャネイロの観光協会は9日、フェイスブックに声明を投稿。「米豪加の観光ビザ免除は我が国の観光、特に米国からの観光客誘致に大いに役立つ」と歓迎した。

中央政府の統計によると、昨年ブラジルを訪れた米国人は67万人近くに達した。最も多かったのは隣国アルゼンチン、2位が米国となっている。

ルラ政権は昨年10月1日に3カ国の免除期間を1月に延長。その後、これを4月に延長していた。

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