数時間のうちに約1か月分の雨が 降った

 サンパウロ州とリオデジャネイロ州を襲った集中豪雨。地盤の緩い地域で大規模な土砂災害が発生し、4日未明時点で確認された死者は18人、行方不明者は40人超

 数時間のうちに約1か月分の雨がまとまって降り、街は水と泥で埋め尽くされた。消防と警察による懸命な救助活動が続いているものの、死者数はさらに増加するものと思われる。犠牲者の中には幼い子供と母親、1回目の地滑り中に捜索活動を開始し、2回目の地滑りに巻き込まれた消防士も含まれる

 多くの家屋が地滑り・土砂によって流された。地元の住民たちも消防と警察の捜索活動に協力しているという。4日、雨は小康状態になったものの、土砂や流木等により排水設備が機能しない地域も多く、水が抜けきるまでにはかなりの時間を要すものと思われる

 1月にも激しい暴風雨に見舞われたブラジル。サンパウロ州横のミナスジェライス州では30人が死亡、復旧・復興作業は現在も続いている。ブラジルでは夏季(11月~4月)にまとまった大雨、嵐が発生する。

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