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W杯北中米大会に出場した南アフリカ代表選手死去、25歳

アダムズ氏は2001年生まれで、ステレンボッシュFCの下部組織で育ち、同クラブ初のアカデミー出身プロ選手として頭角を現した。
南アフリカ代表のジェイデン・アダムス選手(Getty Images)

FIFAワールドカップ北中米大会に出場した南アフリカ代表のジェイデン・アダムズ(Jayden Adams)選手が亡くなった。25歳だった。南ア政府が11日に発表したもので、死因は公表していない。将来を嘱望されていた若き代表選手の突然の訃報は、南ア国内のみならず世界のサッカー界に大きな衝撃を与えている。

アダムズ氏は2001年生まれで、ステレンボッシュFCの下部組織で育ち、同クラブ初のアカデミー出身プロ選手として頭角を現した。その後、2025年に国内屈指の強豪マメロディ・サンダウンズFCに移籍し、中盤の中心選手として活躍。2025~26シーズンにはCAFチャンピオンズリーグ制覇にも貢献し、国内外で高い評価を受けていた。

代表には2022年に初招集され、ワールドカップ・アフリカ予選では2得点を記録するなど、南ア代表の主力として活躍していた。

FIFAワールドカップではメキシコ、チェコとのグループリーグ2試合に先発出場し、韓国戦でも途中出場を果たすなど全3試合に出場した。南アはグループリーグを突破し、同国史上初となる決勝トーナメント進出を果たしたが、ラウンド32でカナダに敗れた。それでも今大会での躍進は南ア・サッカー史に残る成果で、その中心にいたアダムズ氏の存在は国内で大きく評価されていた。

アダムズ氏は大会期間中にも試練に直面していた。チェコ戦の前日に祖母が亡くなり、深い悲しみを抱えながら試合に出場、チームのためにプレーを続けた姿勢は多くの人々の心を打った。ワールドカップから帰国して間もない突然の訃報に、ファンや関係者からは悲しみの声が相次いでいる。

訃報を受け、南ア政府は「最も輝かしい才能の一人を失った」と哀悼の意を表明した。また、南ア・サッカー選手協会も「家族、友人、チームメート、そして南アフリカ・サッカー界にとって計り知れない損失だ」と声明を発表した。

さらに国際サッカー連盟(FIFA)のインファンティーノ(Gianni Infantino)会長も追悼メッセージを寄せ、若き才能の死を惜しんだ。アダムズ氏は25年という短い生涯でクラブと代表の双方に大きな足跡を残した。突然の別れは南ア・サッカー界に深い喪失感を残している。

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