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ペルー中部でM5.1の地震、6人死亡、21人負傷、住宅倒壊相次ぐ

救助隊は20日未明から瓦礫の撤去を進め、行方不明者の捜索を急いでいる。
2026年7月19日/ペルー、中部フニン県、地震による犠牲者の遺体と当局者(ロイター通信)

ペルー中部フニン県で19日、強い地震が発生し、少なくとも6人が死亡、21人が負傷した。地元当局は倒壊した建物の下に取り残された住民がいる可能性があるとして、救助隊による捜索活動を続けている。被害の全容は明らかになっておらず、犠牲者はさらに増える可能性がある。

国立地震センターによると、最初の地震は19日夜、首都リマの東方約300キロに位置するフニン県チュパカ郡付近で発生し、マグニチュード5.1を観測した。その後、同じ地域でM3.7の地震が発生した。一方、欧州地中海地震センター(EMSC)は最初の地震の規模をM5.6としており、観測機関によって数値に違いがみられる。震源の深さはいずれも20キロ前後と比較的浅く、局地的に強い揺れが発生した。

当局によると、被災地では少なくとも48棟の住宅が全壊、18棟が損壊した。約300人が住居を失い、当局は避難者向けにテントなどの支援物資を配布している。被害が集中した地域では日干しれんが(アドベ)を用いた住宅が多く、耐震性の低さから建物の倒壊が相次いだという。停電も発生し、通信や交通にも影響が及んだ。

救助隊は20日未明から瓦礫の撤去を進め、行方不明者の捜索を急いでいる。地元当局は余震が続く可能性があるとして、住民に対し損傷した建物へ近づかないよう呼び掛けている。

ペルーはナスカプレートが南米プレートの下へ沈み込む境界に位置し、「環太平洋火山帯」の一部として世界有数の地震多発地帯に数えられる。同国では大規模地震がたびたび発生しており、2007年には南部で発生した地震により約600人が死亡した。

今回の地震は規模こそ比較的小さいものの、脆弱な住宅が集中する山間部を直撃したことで人的・物的被害が拡大したとみられる。当局は被災状況の確認を続けるとともに、余震に警戒を呼び掛けている。

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