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ベネズエラ大地震、死者2900人超、行方不明者4.1万人、捜索続く

民間団体などが集計する行方不明者は4万1000人を超えるとされ、被害の全容はいまだ明らかになっていない。
2026年7月4日/ベネズエラ、ラグアイラ州、地震により倒壊した建物(ロイター通信)

ベネズエラ北部を襲った大地震について、暫定政権は4日、死者が2954人に達したと明らかにした。被災地では住宅や公共施設の倒壊が相次ぎ、今も行方不明者の捜索が続いているが、重機や物資の不足が活動の妨げとなっている。最大の被災地ラグアイラ州では4日、倒壊した建物の下から男性が救出された。

この男性は6月24日に発生したマグニチュード7.2と7.5の連続地震で自宅マンションが倒壊し、瓦礫の下に閉じ込められた。救助後、「自分は5階にいると思い込んでいたが、実際には建物が押しつぶされて地下部分まで落下していたと隊員に教えてもらい、驚いた」と語った。男性は肋骨を数本骨折し、脚にも深い傷を負ったが、一命を取り留めた。

男性は地元テレビ局の取材に対し、「財産はすべて失ったが、神は命を与えてくれた」と語った。現在は国際支援団が運営する病院で治療を受けている。携帯電話や身分証も失ったため、米国に住む娘やカナダの姉妹と連絡が取れていないという。

政府によると、約3万人の公務員やボランティアに加え、3281人の海外救助隊員が救助や復旧活動に当たっている。一方、住宅を失った人は1万6000人を超え、避難所やテント生活を余儀なくされている。民間団体などが集計する行方不明者は4万1000人を超えるとされ、被害の全容はいまだ明らかになっていない。

米国務省などの支援を受けて活動する国際援助団体の野戦病院では、これまでに約400人を診療し、30件近い手術を行った。今後は地元医療機関へ設備や資材を引き継ぎ、地域医療の再建を支援する方針である。団体の責任者は「悲しい出来事が続く一方で、希望も残されている」と話している。

一方、ロドリゲス(Delcy Eloína Rodríguez Gómez)暫定大統領は政府の対応が遅れたとの批判を強く否定している。しかし、被災地では住民やボランティア、海外救助隊から「食料や医薬品の到着が遅く、重機も不足していた」との不満が相次ぐ。

ラグアイラ州の公営住宅では市民ボランティアが連日瓦礫を手作業で掘り続けている。家族を捜す男性はロイター通信の取材に対し、「助けてくれたのは一般市民だった。政府の支援は届いていない」と訴えた。

救助活動は発災から10日が経過し、生存者発見の可能性が低下する中でも続けられている。被災者や家族は最後の一人まで救出、あるいは遺体が収容されることを願いながら、過酷な状況下で作業を続けている。

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