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▽25年2月のインフレ率は前年同月比2.4%増、市場の予想と一致した。1月は2.2%であった。
2025年1月13日/アルゼンチン、首都ブエノスアイレスのスーパーマーケット(ロイター通信)

アルゼンチンの統計局が14日、先月の消費者物価指数(CPI)を公表した。

25年2月のインフレ率は前年同月比2.4%増、市場の予想と一致した。1月は2.2%であった。

アルゼンチン国家統計センサス局(INDEC)によると、住宅費と公共サービス費が4%近く上昇したという。

2月時点の年間インフレ率は66.9%で、前月の84.5%から鈍化した。

アルゼンチンのインフレ率は24年初頭の時点で300%に迫っていたが、その後は2桁まで下がり、1桁に突入した。

投資ファンドのマックス・キャピタルは3月のインフレ率を2.0~2.3%と予想している。

アルゼンチンの経済はインフレ率の低下と財政安定化を目的としたミレイ(Javier Milei)大統領の厳しい緊縮政策によって大きな打撃を受けている。

ミレイ氏は過去の左派政権が残した負債を一掃すると誓い、緊縮財政を推進。手厚い補助金を軒並み削減、物価統制を廃止し、通貨切り下げを含む経済改革に着手した。

その結果、インフレ率は1桁台まで低下。16年ぶりに四半期ベースで財政黒字を達成するなど、多くの経済的成功を収めてきた。

しかし、補助金頼みの生活を送ってきた低所得者層はミレイ氏の激しいショック療法に耐え切れず、生活環境が悪化。貧困率は50%を超えた。

中央銀行は今週初め、今年の市場予測を更新し、年間インフレ率を23.3%とした。

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