南米ガイアナ沖で旅客フェリー転覆、67人救助、捜索続く
転覆したのは旅客フェリー「MVバリマ」で、首都ジョージタウンから同国北西部の港町へ向かっていた。
.jpg)
南米ガイアナ沖で19日夜、乗客乗員116人を乗せたフェリーが転覆し、当局が大規模な捜索・救助活動を続けている。地元当局によると、これまでに67人が救助され、このうち15人は子どもだった。一方で、多数の行方不明者がおり、死傷者の情報はない。
転覆したのは旅客フェリー「MVバリマ」で、首都ジョージタウンから同国北西部の港町へ向かっていた。フェリーは大西洋沿岸を航行中、ポメルーン川の河口付近で19日の午後11時1分ごろに遭難信号を発信した。当局はこれを受け、海上保安機関や国防軍に加え、民間船舶も動員して捜索・救助活動を開始した。
救助活動は夜を徹して行われており、航空機や船舶による捜索が続いている。政府は現場周辺に医療支援体制も整備し、救助された乗客の治療や健康状態の確認を進めている。アリ(Irfaan Ali)大統領が自ら対応の指揮を執り、「全員の安全を祈るとともに、可能な限り多くの命を救うため全力を尽くす」と表明した。
政府報道官によると、MVバリマには250着の救命胴衣のほか、硬式救命いかだ2基と膨張式救命いかだ6基が備えられていたという。転覆の原因は明らかになっておらず、天候や機械的なトラブル、航行状況などを含めた詳しい調査が行われる見通しだ。
ガイアナでは内陸部や沿岸地域を結ぶ交通手段としてフェリーが重要な役割を果たしており、多くの市民が日常的に利用している。今回の事故は同国の海上交通の安全性に注目を集める事態となった。当局は「救助を待つ人がいる可能性がある」として捜索を継続しており、乗船者全員の安否確認を急いでいる。
