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チリ南部でバス同士が正面衝突、5人死亡、16人負傷

事故はチリ国境に近いタクナ市を通る幹線道路で発生した。
南米ペルー、首都リマの海岸線(Getty Images)

ペルー南部タクナ州で25日、長距離バス同士が正面衝突し、少なくとも5人が死亡、16人が負傷した。事故はチリ国境に近いタクナ市を通る幹線道路で発生した。地元警察が明らかにした。

警察によると、どちらかが対向車線にはみ出し、正面衝突したという。負傷者は近隣の病院に搬送され、24歳の男性1人が重傷で、集中治療を受けているという。死傷者の身元や国籍、運転手の安否は明らかになっていない。

地元テレビ局は警察が目撃者や乗客から話しを聞いていると報じた。現場付近を走行していた男性は地元メディアの取材に対し、「家畜を運ぶピックアップトラックを運転中、バスが車線をはみ出して対向車に突っ込んだ」と語った。

ペルーでは山岳地帯や幹線道路でバス事故が相次ぎ、社会問題になっている。専門家は道路交通の監督体制が十分でないことに加え、事故発生後の救助活動や医療搬送の初動が遅く、組織的な対応にも課題があると指摘する。こうした状況を改善するには、法制度の見直しや監視体制の強化が必要だとの声が上がっている。

警察の統計によると、2025年に国内で発生した交通事故による死者は3428人に上り、多くの事故で速度超過や危険運転、道路インフラの未整備などが背景にある。

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