◎この兵士は韓国に駐留し、米テキサス州の基地に移転するため、休暇を与えられていた。
ロシア極東の港湾都市ウラジオストク(Getty Images)

軍兵士がロシア極東ウラジオストクで違法行為に関与したとして逮捕された。米陸軍が6日、明らかにした。

それによると、この兵士は韓国に駐留し、米テキサス州の基地に移転するため、休暇を与えられていたという。

陸軍の報道官はABCニュースの取材に対し、「ロシア当局はウィーン条約に基づき、国務省に兵士が逮捕されたと通知した」と語った。

また報道官は「その家族も兵士が逮捕されたことを認識しており、国務省が適切な領事支援を提供している」と述べた。

逮捕されたのは陸軍の二等軍曹。違法行為の詳細は明らかになっていない。

AP通信は当局者の話しとして、「兵士は自らの意志でロシアに渡ったとみられる。上官はロシアへの渡航を許可していなかった」と伝えている。

国務省関係者はABCニュースに、「モスクワの米大使館が拘束された兵士との面会を求めているが、まだ許可されていない」と述べた。

それによると、裁判所は兵士を7月1日まで勾留するよう命じたという。

ホワイトハウスのカービー(John Kirby)戦略広報調整官は6日、ウラジオストクで兵士が逮捕されたことを承知していると述べたが、それ以上の詳細は明らかにしなかった。

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