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米ミシシッピ州女性殺害事件、遺体の「首つり」は偽装か、薬物を巡る争いが動機と警察

当局はフォーチュンさんの死因を公表していないが、殺人事件として捜査している。
2026年9月8日/米ケンタッキー州マリオン、死亡した女性の遺影と母親(AP通信)

米ミシシッピ州ジャクソンで先月、木に吊るされた状態で見つかった黒人女性タシア・フォーチュン(Tasia Fortune、29歳)さんの死亡事件について、、警察は9月25日、フォーチュンさんが殺害された後に木に吊るされた可能性が高いとの見方を示した。

AP通信によると、捜査刑事は法廷で、検視官の判断を根拠に、首つりは死後に「偽装されたもの」だったと証言した。

当局はフォーチュンさんの死因を公表していないが、殺人事件として捜査している。ジャクソン警察のサミュエル・デュークス(Det. Samuel Dukes)刑事は捜査の結果、殺害の動機として薬物を巡る争いが浮上していると説明した。また、関係者への聞き取りから、フォーチュンさんが殺害される前に激しく抵抗したことも明らかになったという。

事件はフォーチュンさんが木に吊るされた状態で発見されたことから大きな注目を集めている。ミシシッピ州は過去に黒人に対するリンチが繰り返された歴史があり、黒人女性だったフォーチュンさんの遺体が木に吊るされていたことは、過去のリンチを想起させ、地域社会に不安を広げた。一方、現時点で警察は、事件に人種的動機があったとは説明していない。

警察は2人の男を殺人容疑で逮捕している。51歳のジャークス・ラトリフ(Jacques Ratliff)被告は9月中旬に逮捕、無罪を主張している。25歳のアーネスト・ロイド・ジュニア(Earnest Lloyd Jr.)被告は今週逮捕された。さらに3人目の容疑者について逮捕状が出されている。

ラトリフ被告に対する審理は9月30日に再開される予定で、今後は薬物を巡る争いの具体的な経緯や、なぜ殺害後に遺体を吊るしたのかが焦点となる。

4人の子どもの母親だったフォーチュンさんは近年、住居を失うなど困難な生活を送っていた一方、亡くなる前には清掃業を始めることを考え、生活を立て直そうとしていた。

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