バングラデシュ、麻しんワクチン接種を全国展開、過去最悪の流行で1100人死亡
保健当局によると、3月15日以降、麻しんの疑いがある患者は約18万7000人に達し、確認された感染者は25日時点で2万1099人となっている。
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バングラデシュ政府は26日、全国で麻しん・風疹ワクチンの追加接種キャンペーンを開始した。過去最悪となる麻しん(はしか)の流行が続く中、これまで予防接種を受けていない、または接種から漏れていた生後6カ月から59カ月の子ども約340万人を対象とする。キャンペーンは10月31日までの約1カ月間実施する。
保健当局によると、3月15日以降、麻しんの疑いがある患者は約18万7000人に達し、確認された感染者は25日時点で2万1099人となっている。入院した患者は16万5000人を超え、麻しんに関連する死者は確認例と疑い例を合わせて1087人に上る。このうち検査で麻しんとの関連が確認された死者は101人だった。米疾病対策センター(CDC)は、同国で発生している流行を世界最大規模と位置付けている。
今回の接種対象には、通常の定期接種の開始年齢である9カ月に達していない生後6~8カ月の乳児も含まれる。流行の拡大を受け、当局が接種開始年齢を引き下げたためで、約340万人の対象者のうち100万人が生後6カ月を迎えた乳児、240万人が過去の接種から漏れた子どもとされる。
専門家は今回の流行について、2024年と2025年に定期予防接種事業が政治的混乱やワクチン調達の変更などによって影響を受け、接種を受けられなかった子どもが増えたことを背景に挙げている。これまでの緊急接種などで4月以降、約2000万人の子どもが接種を受けたものの、なお免疫の空白が残っているという。
政府は今回のキャンペーンで、過去の接種対象から外れた子どもを特定し、地域単位で接種を進める。
