米ペンシルベニア州の麻しん流行拡大、感染者890人に、173人入院
州保健局は4月下旬に流行が始まって以降、感染地域で165回の臨時接種会場を設け、5300回以上のMMRワクチン接種を実施した。
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米ペンシルベニア州で麻しん(はしか)の流行が拡大している。州保健局は25日、9月23日以降に新たに55人の感染を確認したと発表し、2026年に州内で確認された感染者は39郡で計890人となった。これまでに少なくとも173人が入院、死者は4人に上っている。
感染者が最も多いのは州南東部のランカスター郡で359人、次いで中央部のミフリン郡が102人となっている。年齢別では25~49歳が最も多く、18~24歳が続いている。また、完全にMMRワクチンを接種していた感染者は4人で、全体の1%未満だった。
州保健局は4月下旬に流行が始まって以降、感染地域で165回の臨時接種会場を設け、5300回以上のMMRワクチン接種を実施した。2026年に州の保健センターなどが住民に投与したMMRワクチンは7900回を超える。通常は月約2万5000回の接種だが、8月は4万9000回以上、9月も最初の3週間だけで3万8000回以上に達し、流行を受けて接種を希望する住民が増えている。
米国全体でも2026年の麻しん感染者は3600人を超え、45州と首都ワシントンDCで確認されている。疾病対策センター(CDC)はMMRワクチンを2回接種するよう推奨しており、1回接種で感染を防ぐ効果は93%、2回では97%とされる。
一方、2025~26年の米国の幼稚園児におけるMMR接種率は92.4%で、コロナ流行前の2019~20年の95.2%を下回った。ペンシルベニア州では感染拡大への対応として、今後も追加のワクチン接種会場を設ける方針で、保健当局は曝露の可能性があり症状が出ている人に対し、医療機関への相談を呼びかけている。
