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米ワシントン州製紙工場の化学物質流出、死者11人に、捜索活動終了

事故は26日に発生。施設内の大型タンクが突然破裂・倒壊し、内部に貯蔵されていた約90万ガロン(約340万リットル)の「白液」が流出した。
2026年5月26日/米ワシントン州ロングビュー、爆発があった日本ダイナウェーブ・パッケージングの工場(ロイター通信)

西部ワシントン州ロングビューの「日本ダイナウェーブ・パッケージング」工場で発生した事故について、行方不明となっていた9人全員の遺体が発見され、死者は計11人に上った。地元当局が5月31日、明らかにした。

事故は26日に発生。施設内の大型タンクが突然破裂・倒壊し、内部に貯蔵されていた約90万ガロン(約340万リットル)の「白液」が流出した。この物質は水酸化ナトリウムや硫化ナトリウムを含み、紙パルプ製造に用いられる一方、人体に対して強い腐食性を持つ危険な薬品である。

事故直後に2人の死亡が確認され、さらに9人が行方不明となっていた。現場は有害物質が充満する極めて危険な環境であったため、救助活動は困難を極めた。捜索は数日にわたって続けられ、作業員は屋内の瓦礫を慎重に取り除くとともに、ドローンを用いて周辺の確認を行った。最終的に全員の遺体が発見され、捜索活動は終了した。

この事故で複数の負傷者も出ており、一部は重傷と報じられている。タンクが破裂した原因は明らかになっておらず、連邦および州当局が調査を進めている。

環境への影響も懸念されている。流出した物質の一部は近くを流れるコロンビア川に到達したことが確認されたが、当局はこれまでの検査で大気・飲料水への影響や健康被害は確認されていないとしている。

今回の事故はワシントン州における近年最大級の産業災害となる可能性が指摘されており、安全管理体制の在り方が問われている。

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