◎カナダ政府が接種義務を廃止すれば、陸路で米国からカナダに入るトラック運転手の負担は大きく軽減される。
2022年1月4日/カナダ、ブースター接種を受けるトルドー首相(Patrick Doyle/ロイター通信)

報道によると、カナダ政府は今月末までに入国時のコロナワクチン接種証明書の提示を取りやめる可能性が高いという。

カナダと米国は入国時のワクチン接種を義務付けている。AP通信によると、米国が9月末までに同様の措置を取るかどうかは不明。

カナダ政府が接種義務を廃止すれば、陸路で米国からカナダに入るトラック運転手の負担は大きく軽減される。

AP通信はカナダ政府関係者の話を引用し、「トルドー(Justin Trudeau)首相の許可を得る必要があるものの、政府はワクチンだけでなく、入国者を対象するランダムPCR検査も廃止する可能性が高い」と報じた。

このランダムPCR検査は不評だったようだ。

また、入国者と陽性者の動きをチェックするスマートフォンアプリ「ArriveCAN」の入力も不要になる可能性が高い。このアプリも不評で、ダウンロード数は数百万回にとどまっている。

カナダのトロントに拠点をおくブルージェイズ(MLB)がポストシーズンに進出した場合、ワクチンを接種していない米国の選手もトロントでプレーできるようになるかもしれない。

ワクチンを接種していないMLB選手は現在、トロントでプレーできない。

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