◎ヘッドライナーと司会はザ・デイリー・ショーの人気司会者であるトレバー・ノアが務めた。
2022年4月30日/ワシントンD.C.毎年恒例のホワイトハウス記者協会夕食会、ジョー・バイデン大統領(Patrick Semansky/AP通信)

ジョー・バイデン大統領は30日、毎年恒例のホワイトハウス記者協会夕食会に出席した。

大統領が夕食会に出席したのは6年振り。昨年と一昨年はコロナの影響で中止された。

ドナルド・トランプ前大統領は「リベラルすぎる」「CNNニュースが嫌い」「ニューヨーク・タイムズが嫌い」などの理由でディナーを欠席していた。

この夕食会は大統領をジョークでもてなすイベントとして知られており、大統領は記者や著名人の厳しいジョークに耐えつつ笑顔で食事を楽しみ、器の大きさを見せつける必要がある。

ヘッドライナーと司会はザ・デイリー・ショーの人気司会者であるトレバー・ノアが務めた。

キム・カーダシアン、ピート・デヴィッドソン、ドリュー・バリモア、クリス・タッカーなどがセレブリティゲストとして参加した。

ホワイトハウスの高官も多数出席し、ウクライナ侵攻関連の協議で世界を飛び回っているブリンケン国務長官と夫人も出席した。バイデン大統領の医療顧問であるアンソニー・ファウチ博士は脱落した。

バイデン大統領は6年ぶりの大統領演説で前任に言及した。「大統領がこのディナーに出席するのは6年ぶりです。我々は恐ろしい疫病(2016年~19年)に続き、2年間コロナを経験したのです」

その後、ステージに上がったノアは、「ジョークを恐れない大統領がいるのは、実にいいことだ」と語った。

ノアはバイデン大統領に対し、「あなたが就任して以来、物事は本当に良くなっている。ガソリン代も、家賃も、食べ物も、すべて」と言い放った。「バイデン大統領のフィルターは、時々彼自身を熱い湯に巻き込みます。彼は先月、プーチンを権力の座から引きずり下ろせと言い、国際問題を引き起こしました」

「ロシアはとてもとても腹を立てていました。バイデン大統領が望んでいることは実際、何一つ実現していないと誰かが説明するまでは」

ジョンズ・ホプキンス大学のデータによると、ワシントンD.C.のコロナウイルス新規陽性者はここ数週間増加傾向にある。協会は出席者に事前検査を求めていた。

バイデン大統領は講演プログロムにのみ出席し、晩餐会は欠席した。

バイデン大統領は最近ほとんどマスクを着用していないが、幸いコロナには感染していない。ハリス副大統領は今週、陽性と診断された。

報道によると、晩餐会の出席者は当初の予想より少なかったという。

バイデン大統領は親トランプの保守的なフォックス・ニュースの司会者をからかった。

またバイデン大統領は司会のノアに引き継ぐ際、プーチン大統領のジョークに我慢できなかった。「トレバー、あなたは米国の大統領をローストしましたが、モスクワと違って刑務所に行くことはないでしょう」

2022年4月30日/ワシントンD.C.毎年恒例のホワイトハウス記者協会夕食会、バイデン夫妻とコメディアンのトレバー・ノア(Patrick Semansky/AP通信)
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