貨物列車内に移民とみられる6人の遺体、警察が捜査 米テキサス州
遺体が見つかったのは10日午後。ユニオン・パシフィックの作業員が貨車の点検を行っていた際、停止中の車両の内部で複数の人が倒れているのを見つけ、警察に通報した。
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米南部テキサス州ラレドで11日、貨物列車の車両内から6人の遺体が見つかり、地元警察が捜査を進めている。現場はメキシコ国境に近いユニオン・パシフィック鉄道の操車場で、当局は移民の密入国や熱中症との関連も視野に調べている。
遺体が見つかったのは10日午後。ユニオン・パシフィックの作業員が貨車の点検を行っていた際、停止中の車両の内部で複数の人が倒れているのを見つけ、警察に通報した。現場に駆け付けた警察と消防が確認したところ、男性5人と女性1人の計6人の死亡が確認された。生存者はいなかったという。
ラレド警察によると、11日時点で身元や国籍は明らかになっておらず、車両がどこから来たのかも確認中だ。当局が司法解剖を進めており、死因などを調べている。ABCニュースによると、現場周辺の当日の気温は35度まで上昇し、熱中症による死亡の可能性が指摘されている。
AP通信は当局者の話しとして、「初期段階の検視結果から、熱中症が原因だった可能性が高い」と伝えた。亡くなった6人はメキシコやホンジュラス出身の移民とみられ、携帯電話や身分証明書も見つかったという。国境警備隊が指紋情報をもとに身元確認を進めている。
ラレドは米国最大級の物流拠点の一つで、メキシコとの国境貿易の要衝として知られる。鉄道貨物の往来も多く、列車に潜り込んで密入国を試みるケースが後を絶たない。近年は人身売買組織による危険な移送手段が問題化しており、2022年にはテキサス州サンアントニオ近郊で大型トレーラー内に放置された移民53人が死亡する事件も起きている。
ユニオン・パシフィックは声明で「極めて痛ましい出来事であり、法執行機関と緊密に協力して調査を進めている」とコメントした。ラレド市長も声明を出し、「地域社会にとって深い悲しみだ」と述べ、犠牲者と遺族に哀悼の意を表した。
