◎第56回スーパーボウルは来年2月12日にアリゾナ州グレンデールのステートファーム・スタジアムで開催される。
2021年8月28日/カリフォルニア州ロサンゼルス、歌手のリアーナさん(Jordan Strauss/Invision)

米ナショナルフットボールリーグ(NFL)は25日、歌手のリアーナ(Rihanna)さんが来年2月に予定されている第56回スーパーボウルのハーフタイムショーのヘッドライナーを務めると発表した。

リアーナさんはハーフタイムショーへの出演を一度辞退している。

NFLとアップルミュージックは声明で、「リアーナは世代を超えた才能を持ち、謙虚な女性であり、世界の期待を大きく上回る活躍を続けている」と述べている。

リアーナさんはSNSにフットボールの写真を投稿している。

第56回スーパーボウルは来年2月12日にアリゾナ州グレンデールのステートファーム・スタジアムで開催される。

今回のハーフタイムショースポンサーはアップルミュージックが務める。長年スポンサーを務めてきたペプシは視聴率の低下などを受け、撤退した。

リアーナさんは以前、2019年のヘッドライナーを辞退したと明らかにしていた。

リアーナさんはヴォーグのインタビューの中で、2016年8月のプレシーズンマッチの国歌斉唱時に起立を拒否し、黒人や有色人種への支持を表明したサンフランシスコ49ersの元クォーターバック、キャパニック(Colin Kaepernick)選手について言及していた。

キャパニック選手は有色人種への暴力や差別が蔓延している国に敬意は払えないとし、国歌斉唱時の起立を拒否。多くのアーティストが支持を表明した。

キャパニック選手は「NFLが自分をリーグから締め出そうとしている」と訴え、訴訟を起こしたが、2019年初めに和解が成立した。

NFLは2019年、リアーナさんのマネジメント会社であるRoc Nationと提携し、スーパーボウルの出演者選びやハーフタイムショーの戦略立案に協力した。

リアーナさんのアルバム売上枚数は全世界で2億5000万枚を超え、史上最も売れた女性アーティストのひとりに数えられている。リアーナさんが最後に公の場でパフォーマンスを披露したのは2018年のグラミー賞。

<スーパーボウルの概要>
▽毎年2月上旬の日曜日に開催。
▽ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)の頂点を決める一戦。
▽開催地にもたらす経済効果は約6億ドル(630億円)と推定されている。
▽試合当日、全米で消費されるビール関連の売り上げは10億~12億ドル(1000億~1250億円)。
▽試合当日、全米で消費されるポテトチップスの売り上げは約300万ドル(3.2億円)。
▽世界の視聴者数は1億~1.2億人。
▽30秒のCMを出すためにかかる費用は約480万ドル(5億円)。
▽世界を代表するアーティストがハーフタイムショーに登場する。

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