▽警察は国鉄OBBにウィーン中央駅の閉鎖を命じ、構内の安全を確認。約90分後に運行再開を許可した。
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オーストリアの警察当局が首都ウィーンの中央駅に脅威が迫っているとして、国鉄に駅を閉鎖するよう命じた。現地メディアが3日日に報じた。
それによると、警察は国鉄OBBにウィーン中央駅の閉鎖を命じ、構内の安全を確認。約90分後に運行再開を許可したという。
国鉄は利用客に対し、遅延や運休が発生しているとして、ホームページなどで最新の運行状況を確認するよう呼びかけている。
警察は脅威の詳細を説明していない。
オーストリア放送会社(ORF)は関係者の話しとして、「駅に爆破予告が入った」と報じている。
オーストリアでは昨年、駅や空港に対する爆破予告が数十件報告されているものの、実際に爆発物が仕掛けられたことはなかった。
ウィーン警察はその後、X(旧ツイッター)への投稿で、「駅での作戦は完了し、捜索の結果、問題ないことを確認した」と述べた。
警察はウィーン中央駅全体を封鎖し、人の出入りも禁じていた。
捜査当局は2月20日、ウィーン中央駅でテロを計画したとして、14歳の少年を逮捕した発表。家宅捜索の結果、少年がイスラム国(ISIS)を支持していることを示す証拠が見つかったと明らかにした。