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米特使、プーチン氏との協議後にキーウ訪問、ウクライナ和平へ外交再始動

ロシアによるウクライナ侵攻の終結を目指すトランプ政権の外交努力が停滞する中、両氏がウクライナを公式訪問するのは今回が初めてとなる。
2026年9月6日/ウクライナ、首都キーウ、左からウィトコフ特使、ゼレンスキー大統領、クシュナー氏(AP通信)

米国のウィトコフ(Steve Witkoff)特使とクシュナー(Charles Kushner)氏は6日、ウクライナの首都キーウを訪問し、ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領と会談した。

ロシアによるウクライナ侵攻の終結を目指すトランプ政権の外交努力が停滞する中、両氏がウクライナを公式訪問するのは今回が初めてとなる。前日の5日にはロシア・モスクワでプーチン(Vladimir Putin)大統領とも3時間を超える協議を行っており、ロシアとウクライナ双方との対話を通じて和平交渉の再活性化を目指す動きとみられる。

キーウでの会談では、ウクライナの防空能力の強化や冬を迎えるエネルギーインフラへの支援、安全保障上の長期的な保証、戦後復興などが議題となった。ゼレンスキー氏はウクライナの安全を将来にわたって確保するための具体的な保証が必要だとの立場を示している。米国は協議を前向きに評価し、今後、米国、ウクライナ、欧州の関係国によるさらなる協議につなげる方針を示した。

一方、外交交渉が進められる中でも戦場での攻撃は激しさを増している。ロシアは最近、ジェットエンジンを搭載した新型ドローンなどを用いてウクライナ各地への空爆を繰り返しており、キーウでも空襲警報が日常的に鳴り響いている。ウクライナ側もロシア国内の石油関連施設などを標的とするドローン攻撃を続けるなど、双方の軍事的対立は収束していない。

今回の外交はトランプ(Donald Trump)米大統領がウクライナ戦争の終結に向けた取り組みを改めて本格化させるものでもある。和平への関心は中東情勢への対応などによって一時的に後退していたが、米国は軍事的解決ではなく外交による終戦を目指している。ただ、モスクワ協議では具体的な突破口は示されておらず、ロシアとウクライナの主張には依然として大きな隔たりがある。

戦闘が続く一方で、米国がロシアとウクライナの双方と直接協議することで、停戦や和平に向けた新たな道筋が生まれるかが注目される。

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