◎クリミア橋は先週、半年以上ぶりに攻撃を受け、車で通行していた夫婦が死亡、娘が重傷を負った。
2022年10月8日/ウクライナ南部クリミア半島とロシア本土を結ぶクリミア橋(AP通信)

ウクライナ保安局の長官が昨年10月のクリミア橋爆破に関与したと認めた。ウクライナ国営メディアが26日に報じた。

保安局のマリウク(Vasyl Malyuk)長官は26日の放送された国営テレビのインタビューで、クリミア橋爆破を「特殊作戦のひとつ」と呼び、ウクライナ当局が関与したと初めて認めた。

ロシア当局によると、この爆発はトラックに積み込まれた爆発物によるもので、民間人3人が死亡したという。

マリウク氏はインタビューの中で、「特殊作戦の一部はロシアに勝利した後に公に話すことができると考えている」とし、「そのひとつが10月8日のクリミア橋爆破である」と言及した。

クリミア橋は先週、半年以上ぶりに攻撃を受け、車で通行していた夫婦が死亡、娘が重傷を負った。

この攻撃による被害は昨年のものより軽微に見えたが、その後、予想より深刻な被害が出たことと、ロシア軍の防空システムに大きなスキがあることが浮き彫りになった。

マリウク氏は先週の攻撃に関与したかどうかには言及していない。

クリミア橋は2014年のロシアによるクリミア併合を象徴するインフラであり、ロシア本土から東部・南部の戦線に兵器や物資を送る主要ルートのひとつになっている。

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