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ウクライナ前国防相、戦時下での選挙を要求、ゼレンスキー政権に試練

ウクライナでは現在、戒厳令下で選挙を実施することが法律で禁止されている。
2026年2月12日/ウクライナのフェドロフ国防相(AP通信)

ウクライナのフェドロフ(Mykhailo Fedorov)前国防相は18日、ロシアとの戦争が続く中でも選挙を実施すべきだと訴えた。フェドロフ氏は動画声明で、ウクライナは統治上の危機に直面していると主張し、戦時下でも民主的な政治プロセスを再開できる「合法的、安全で現実的な仕組み」を見つける必要があると述べた。

ロシアによる全面侵攻開始後、主要な政治家が戦時下の選挙を公然と要求するのは初めてで、ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領にとって最大級の国内政治上の挑戦となる。

ウクライナでは現在、戒厳令下で選挙を実施することが法律で禁止されている。フェドロフ氏は「民主主義をロシアの人質にしてはならない」と主張し、戦争が長期化する中で国民の政治的意思を反映させる必要性を強調した。一方、戦時下での投票には安全確保や避難民・海外在住者の投票、ロシア占領地域の扱いなど、解決すべき課題が多い。

フェドロフ氏は7月に国防相を解任されたばかりで、軍部との対立や改革をめぐる意見の相違が背景にあったとされる。ゼレンスキー氏は国防相の交代後、政権の立て直しを図っている。今回の発言は単なる選挙論にとどまらず、戦時体制の下で権力をどのように正統化し、長期化する戦争を民主的統治と両立させるのかという問題を突きつけた形だ。

今後、フェドロフ氏の主張が国内でどこまで支持を広げるかが焦点となる。戦争を優先する政権側と、民主的な政治刷新を求める勢力との対立が強まれば、ウクライナの戦争指導や政権運営にも影響を及ぼす可能性がある。

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