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テイト兄弟、米国での保釈認められず、英国への身柄引き渡しを巡る手続き継続

兄弟は7月18日にマイアミで逮捕された。
2023年1月10日/ルーマニア、首都ブカレストの裁判所前、テイト兄弟(ロイター通信)

米国で拘束されているインフルエンサー、アンドリュー・テイト(Andrew Tate)容疑者と弟のトリスタン(Tristan Tate)容疑者が9日、保釈を求める申し立てを退けられた。兄弟はイギリス当局が求めている身柄引き渡しに異議を申し立てているが、マイアミ連邦裁判所は保釈を認めず、引き続き勾留する判断を示した。

兄弟は7月18日にマイアミで逮捕された。英国は強姦、暴行、性的搾取を目的とした人身売買への関与などの容疑で2人の引き渡しを求めており、2010年から2017年にかけて4人の被害者が関係したとされる事件が今回の請求の中心となっている。2人はこれまで一貫して不正行為を否定している。

検察側は、国際的な身柄引き渡し事件では勾留を継続することが原則だと主張した。また英国当局が示す容疑には、被害者に対する暴力的な行為も含まれており、保釈すれば地域社会への危険が生じる可能性があるほか、国外へ逃亡する恐れもあると指摘した。さらに、ルーマニアでの捜査を巡っては、2人が保釈中に証人の供述に影響を与えようとしたとの当局側の主張も示された。

一方、弁護側は2人がルーマニアでこれまで裁判所への出頭を続けてきたことを強調し、逃亡の可能性は低いと主張した。保釈金の支払い、旅券の提出、位置情報による監視などの条件を受け入れる用意があるとして、勾留を続ける必要はないと訴えていた。

今回の判断によって、兄弟は米国で拘束されたまま英国への身柄引き渡し手続きに臨むことになる。英国側は9月16日までに正式な引き渡し請求を提出する必要があり、その後、米国で法的手続きが進むため、結論までには数カ月を要する可能性がある。

さらに兄弟はルーマニアでも人身売買などを巡る刑事事件を抱えており、9月4日にはルーマニア検察がアンドリュー容疑者を未成年者の人身売買、資金洗浄、未成年者との性行為、証人への干渉などの罪で起訴。トリスタン容疑者も共犯として起訴している。

今回の保釈却下は著名なインフルエンサーとして大きな影響力を持つ兄弟の刑事事件が新たな段階に入ったことを示す。今後は英国の正式な引き渡し請求を受け、米国の司法当局がどのような判断を下すのかが焦点となる

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