◎国民議会は「自由運動」のゴロブ党首率いる新連立政権を賛成53ー反対28で承認した。
2022年4月26日/スロベニア、首都リュブリャナ、自由運動のゴロブ党首(Getty Images/AFP通信)

スロベニア議会は1日、EUの穏健派国家をポピュリズムに走らせた右派政権に代わり、中道左派の新内閣を承認した。

国民議会は「自由運動」のゴロブ(Robert Golob)党首率いる新連立政権を賛成53ー反対28で承認し、右派政権に別れを告げた。

自由運動は4月24日の国民議会選で右派のヤンシャ(Janez Jansa)氏率いるスロベニア民主党を破った。2つの左派政党はゴロフ氏の政策を支持し、連立に合意した。

ゴロフ氏は1日の演説で、「経験豊富な政治家と専門家が新内閣を率いる」と語った。「素晴らしいチームを編成できたことをうれしく思っています。このチームはスロベニアをあるべき姿に戻すでしょう...」

またゴロブ氏は「社会的平等」「グリーンエネルギー」「経済改革」を推進すると国民に約束し、「国内の緊張状態はここ数週間で大幅に緩和したと思う」と語った。

前任のヤンシャ氏は右寄りな政策を推進したことで分断を煽り、「EU内におけるスロベニアの立場を危うくした」と非難されてきた。

しかし、ヤンシャ氏はハンガリーの友人オルバン(Viktor Orban)首相と共に、「分断を煽ったことなど一度もない」と繰り返し主張している。

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