◎ロシア軍は東部ドネツク州や南部ヘルソン州の前線などで勢いを増し、弾薬不足に悩まされているウクライナ軍を押し返しているようだ。
ウクライナ、東部ドネツク州バフムートの前線から見た夕日(Libkos)

ウクライナ当局は9日、ロシア軍の砲撃で10代の少年を含む少なくとも2人が死亡したと発表した。

ロシア軍は東部ドネツク州や南部ヘルソン州の前線などで勢いを増し、弾薬不足に悩まされているウクライナ軍を押し返しているようだ。

東部ドニプロの当局者によると、9日午前の砲撃で16歳の少年が死亡、22歳の男性が負傷したという。

ロシア軍はドニプロ郊外の住宅地に攻撃を仕掛けたとみられる。この町はロ軍の支配下にあるザポリージャ原発の対岸に位置する。

東部ドネツク州のウクライナ当局もロシア軍が住宅地を砲撃したと報告。少なくとも1人が死亡し、民家と公共インフラが被害を受けたという。

ドネツク州の大部分はロシア軍の支配下にあり、その一部はロシアが併合したドネツク人民共和国が実効支配している。

ロシア国防省は9日、ウクライナと国境を接する南部ロストフ州に飛来したウ軍のドローン41機を撃墜したと発表した。

それによると、クルスクで2機、ボルゴグラードでも3機を撃墜したという。負傷者の有無には言及していない。

一方、ポーランドの外相は8日、「NATO軍をウクライナには派兵することは考えられないことではない」と表明した。

マクロン(Emmanuel Macron)仏大統領も先月、この考えを完全に除外すべきではないと述べていた。

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