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ジョンソン元英首相ら退避直後、ロシアがウクライナの列車を攻撃、欧州要人利用の鉄道路線

ジョンソン氏はウクライナで開かれた安全保障関連の会合を終え、欧州の外交・安全保障関係者らとともにポーランド方面へ移動していた。
2022年4月9日/ウクライナ、首都キーウの市街地、ゼレンスキー大統領とジョンソン英首相(Ukrainian Presidential Press Office)

ウクライナ西部で9月13日、ロシアによるドローン攻撃が鉄道施設を直撃した。攻撃はイギリスのジョンソン(Boris Johnson)元首相や欧州の安全保障関係者らが同じ路線を利用した直後に発生しており、ウクライナ側では欧州の要人が利用する交通網が意図的に狙われたとして、警戒が強まっている。

攻撃があったのはウクライナとポーランドの国境に近いヤホディン周辺。ロシアのドローンが線路上に停車していた列車を直撃し、別の車両も被害を受けたと報じられている。乗客を乗せた列車は攻撃前に避難しており、死傷者は確認されていない。

ジョンソン氏はウクライナで開かれた安全保障関連の会合を終え、欧州の外交・安全保障関係者らとともにポーランド方面へ移動していた。ジョンソン氏が乗った列車は攻撃を受けることなく国境を越えたとされる一方、その後方を走行していた列車や周辺の鉄道施設が攻撃を受けた。

ウクライナ国鉄は、今回攻撃された路線が首都キーウとポーランドを結ぶ重要な交通ルートで、外国政府関係者や外交使節団が頻繁に利用していると説明している。ロシアによる攻撃が、単に鉄道インフラを破壊するだけでなく、欧州からウクライナへの人的・物的な支援ルートを妨害する狙いを持つ可能性も指摘されている。

一方、ロシア側がジョンソン氏らを標的にしたのかについては明らかになっていない。攻撃された列車についても、ロシアが要人の乗車を把握していたことを示す具体的な証拠はない。英メディアはジョンソン氏がロシアの攻撃を強く非難したと伝えている。

ウクライナでは最近、ロシアによる長距離ドローンやミサイル攻撃が激化している。ロシアは軍事施設や物流拠点などを標的にしていると主張する一方、鉄道や港湾、エネルギー施設など民間経済を支えるインフラにも攻撃が及んでいる。9月12日にもウクライナ各地で大規模な空爆が行われ、少なくとも10人が死亡、多数の負傷者が出た。

今回の攻撃は欧州の要人がウクライナを訪問する際に利用する西部の交通ルートでさえ安全とはいえない現状を浮き彫りにした。前線から離れた地域を含め、ウクライナの鉄道網が今後もロシアの攻撃対象となる可能性があり、欧州による支援や外交活動への影響も懸念されている。

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