◎女が作ったとみられる手製爆弾には釘が大量に詰め込まれていた。
2022年7月11日/ポーランド、首都ワルシャワの大統領府近く(Getty Images/AFP通信)

ポーランドの警察当局は21日、首都ワルシャワ中心部の路上に爆発物を仕掛けたとされる38歳の女を逮捕・起訴したと発表した。

それによると、この女はイスラム過激派を信奉し、今月10日遅くから11日未明にかけてワルシャワの道路に爆発物を設置し、その後列車で西部の自宅に戻ったという。

爆発物は爆発せず、負傷者も出なかった。

ワルシャワ警察の報道官は記者団に対し、「女が作ったとみられる手製爆弾には釘が大量に詰め込まれていた」と語った。

それによると、警察は監視カメラの映像を分析して女を追跡。ワルシャワで爆発物を仕掛けた後、市内の駅に向かい、その後、列車で西部ヴロツワフに向かい、徒歩で自宅に戻ったという。

警察は女の身元と認否を明らかにしていない。国籍はポーランド、中東問題に関心のある一般女性と説明している。

地元テレビ局は警察官が女に手錠をかけ、自宅を家宅捜索する映像を報じている。そこには国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)の指導者だった故ウサマ・ビンラディン(Osama bin Laden)の写真が飾られていた。

ワルシャワ警察は声明の中で、「イスラム国(ISIS)に関連する証拠品や小道具、別の爆発物を作るのに使われた可能性のある物を押収した」と述べている。

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