◎火災は現地時間午前8時30分頃に発生した。
フランス、パリの地下鉄駅ターミナル(Getty Images/AFP通信)

フランス当局は24日、パリ東駅でケーブル火災が発生し、多くの路線が運行を停止していると発表した。

政府報道官によると、駅構内の2カ所でほぼ同時に火災が発生し、ケーブル少なくとも48本が損傷したという。

報道官は「何者かが火をつけたとみられ、警察が捜査に当たっている」と説明した。

フランス国鉄(SNCF)によると、損傷したケーブルは列車に信号を送るものだという。SNCFは意図的な破壊行為として警察に被害届を提出した。

火災は現地時間午前8時30分頃に発生した。

この火災でパリと近隣の駅を結ぶ列車は運休となり、近隣諸国行きの高速鉄道も影響を受けた。報道によると、3路線のみ運行を継続できたという。

火災は駅構内で発生したと報告されているが、詳細は不明。負傷者は出ていないようだ。

SNCFは運行再開に向け復旧作業を急ぐとしている。復旧予定時間は未定、24日いっぱいは運休が続くと警告している。

パリ東駅は首都の主要ターミナルのひとつ。東部地方、ドイツ、ルクセンブルク方面への列車が発着する。SNFCによると、2019年の利用者は約4100万人。

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