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独ルフトハンザ労組、4月15日と16日ストライキ決行へ

今回のストはすでに続いているパイロット労組による労働争議と重なり、欧州航空網への影響が一段と深刻化する可能性がある。
ドイツのフランクフルト国際空港、ルフトハンザ社の旅客機(Michael Probst/ドイツ通信社)

ドイツの航空大手ルフトハンザの労働組合が13日、今週水曜と木曜の2日間ストライキを実施すると発表し、同社の運航にさらなる混乱が広がる見通しとなった。今回のストはすでに続いているパイロット労組による労働争議と重なり、欧州航空網への影響が一段と深刻化する可能性がある。

ロイター通信によると、客室乗務員の労組は15日と16日に再びストを行うよう組合員に呼びかけた。これは前週に実施されたストに続くもので、同社内での労使対立が収束の兆しを見せていないことを示している。

ルフトハンザでは現在、パイロット労組による別のストも進行中で、すでに数百便が欠航するなど大規模な混乱が発生している。数万人規模の乗客に影響が及んでおり、航空需要の回復が続く中での相次ぐストは利用者に大きな負担を強いている。

今回の客室乗務員によるストの背景には、労働条件や雇用をめぐる対立がある。客室乗務員約1万9000人の勤務条件の改善に加え、グループ傘下の地域航空会社シティラインの事業縮小に伴う約800人の雇用問題が争点となっている。交渉はこれまで断続的に行われてきたが、双方の溝は埋まっていない。

4月上旬に行われたストではフランクフルトやミュンヘンといった主要拠点で大規模な欠航が発生し、数万人の乗客に影響が出た。空港運営会社によると、数百便が欠航し、旅客の移動計画に大きな支障が生じた。

労組側は会社が十分な譲歩を示していないと批判し、ストはやむを得ない措置だと主張している。一方、ルフトハンザ経営陣はこうした行動が乗客に過度な負担を与えるとして強く反発し、対話による解決を求めている。

今回のストは単独の問題にとどまらず、同社全体で続く労使対立の一環と位置付けられる。パイロット労組も年金制度などを巡る交渉の停滞を理由にストを強行し、複数の職種で同時に争議が起きる異例の事態となっている。これにより、同社の運航体制は大きな圧力にさらされている。

欧州の航空業界では人手不足やコスト増を背景に労働争議が相次ぎ、ルフトハンザも例外ではない。今回の2日間のストにより、さらなる欠航や遅延が見込まれ、旅行者に対しては事前の運航状況の確認が呼びかけられている。

労使双方は今後も交渉を続ける構えだが、現時点では解決の見通しは立っていない。ストが長期化すれば、企業の信頼性や欧州航空市場全体にも影響が及ぶ可能性があり、事態の行方に注目が集まっている。

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