◎事件は18日に発生。パリの高級住宅街にあるハリー・ウィンストンが襲われた。
2024年5月18日/フランス、首都パリ、強盗被害に遭ったハリー・ウィンストンの店舗(Thibault Camus/AP通信)

フランス・パリの捜査当局は19日、ハリー・ウィンストンの店舗に武装強盗が押し入り、数百万ユーロ相当の宝飾品を奪ったと発表した。

地元メディアによると、事件は18日に発生。パリの高級住宅街にあるハリー・ウィンストンが襲われたという。

地元テレビ局が報じた映像にはバイクで店舗の入り口を破壊する男たちの姿が映っていた。

ハリー・ウィンストンはこの事件に関するコメントを出していない。

パリ地検は声明で、「住宅街の通りにある高級ブティックにギャングとみられる少なくとも3人が押し入り、宝飾類を強奪した」と述べた。

それによると、3人のうち1人はショットガンのように見える銃を構えて周囲を見張っていたという。

襲撃を目撃したというX(旧ツイッター)ユーザーは、「ガラスが割れてから数分後にパトカーが到着した」と書き込んでいる。

それによると、銃を持った男はそれをパトカーの方に向け、走り去ったという。

警察が3人の行方を追っている。

この店舗が強盗に遭ったのはこれが初めてではない。

2008年には3人の女装した男が約8400万ユーロ(約143億円)相当の宝飾品を奪い逃走した。この事件に関与した8人が2015年の裁判で有罪判決を受けている。

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