◎欧州各国はコカインや覚せい剤などが絡む組織犯罪の対応に苦慮している。
フランスの海水浴場(Getty Images/AFP通信)

フランスの警察当局28日、ドーバー海峡に面する町の浜辺でコカイン約850kgを発見したと発表した。

当局によると、コカインは26日に浜辺で発見されたという。それはビニール製の大きな包みに2つに分けて入れられ、ビーチに流れ着いたようだ。

薬物犯罪を扱う部門はコカインの出自を捜査している。

当局によると、2つの包みはロープでつながれた状態で発見されたという。

ドーバー海峡の海岸には年に1、2回、麻薬が入った包みが打ち上げられる。地元警察は「1トン近いコカインが放置されていたのは初めて」と述べている。

警察はコカインが何らかの理由で船から落ちたのか、それとも麻薬密売組織があえてそれを流し、ビーチで回収するつもりだったのか、あらゆる可能性を考慮し捜査するとしている。

欧州各国はコカインや覚せい剤などが絡む組織犯罪の対応に苦慮している。

専門家によると、北海に面するベルギーの港湾都市アントワープとオランダのロッテルダムは中南米に拠点を置く麻薬カルテルの欧州への密輸の拠点になっているという。

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