ロシア最高峰エルブルースでボスニア人登山者5人死亡
遭難したのはボスニア出身の7人グループ。山頂付近で暴風雪に見舞われ、身動きが取れなくなったとみられる。
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ロシア南部のカフカス山脈にある最高峰エルブルース(5642メートル)で登山中に悪天候に遭遇したボスニア・ヘルツェゴビナ人登山者5人の死亡が確認された。ロシア当局が26日、明らかにした。それによると、2人の遺体は約5350メートル付近で発見され、残る3人も死亡が確認されたが、天候不良のため収容作業は難航している。
遭難したのはボスニア出身の7人グループ。山頂付近で暴風雪に見舞われ、身動きが取れなくなったとみられる。地元の山岳救助隊が遭難を確認し、非常事態省の救助隊が捜索・救助活動に当たった。
救助隊は2人を救助し、医療機関に搬送。その後、悪天候の影響でヘリコプターによる捜索ができなくなり、地上部隊も待機を余儀なくされた。当局は山頂付近での暴風や視界不良が作業を著しく困難にしたと説明している。
エルブルースは標高5642メートル、ヨーロッパ最高峰として知られ、毎年多くの登山者が訪れる人気の山岳地帯である。しかし、高所特有の低酸素環境に加え、天候が短時間で急変することで知られ、経験豊富な登山者でも危険にさらされることが少なくない。特に夏の登山シーズンであっても、暴風雪や濃霧が突然発生することがあり、遭難事故が度々発生している。
今回の事故を受け、ボスニア当局は哀悼の意を表するとともに、海外での高所登山における安全対策の徹底を呼びかけた。ロシア当局も登山者に対し、最新の気象情報を確認し、天候不良が予想される場合は登山計画を見直すよう求めた。
