ドイツ空港ドローン侵入、職員が蹴り飛ばして阻止=与党議員
与党・キリスト教民主同盟(CDU)のザイフ(Detlef Seif)議員によると、空港で勤務していたバス運転手が低空を飛行するドローンを発見し、足で蹴って飛行経路から外した。
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ドイツ東部のライプチヒ・ハレ空港で今週、爆発物を搭載したドローンが見つかり、検察当局がテロを視野に捜査を開始した。与党・キリスト教民主同盟(CDU)のザイフ(Detlef Seif)議員によると、空港で勤務していたバス運転手が低空を飛行するドローンを発見し、足で蹴って飛行経路から外した。ドローンはその後、地面ぶつかり、止まったという。ザイフ氏は運転手の行動について「勇敢」と評価する一方、極めて危険な行為だったと指摘した。
検察によると、ドローンには爆発物と起爆装置が搭載されていた。発見されたのは8月4日夜で、空港の立ち入り制限区域に侵入していた。ドローンが墜落した場所は、ウクライナのアントノフ航空が運用する大型輸送機An124の近くと報じられている。ライプチヒ・ハレ空港は民間貨物輸送の重要拠点であるだけでなく、NATOの空輸能力を支える拠点でもあり、東側地域への防衛装備輸送にも利用されている。
さらに、この騒動では別のドローンとみられる物体が貨物機に衝突する事案も発生した。DHLの貨物機が空港周辺で着陸をやり直した際に物体と接触し、機体に軽微な損傷が生じた。航空機はその後、ハノーバーに無事着陸した。
ライプチヒ・ハレ空港では一時的に飛行が停止され、複数の便が迂回を余儀なくされた。
ザクセン州政府は8日、ドローンを蹴っ飛ばしたバス運転手の行動を称賛しながらも、同様の対応を他の人がまねるべきではないと警告した。中央政府は今回の事件を安全保障上の重大な問題と捉え、メルツ(Friedrich Merz)首相が関係閣僚と対応を協議した。
ドイツでは近年、重要インフラや軍事関連施設を巡るドローンの脅威が相次いでおり、当局は外国勢力による「ハイブリッド攻撃」の可能性を視野に捜査している。
一部のドイツ議員はロシアの関与を疑っているが、現時点で発信元や実行者は明らかになっていない。一方、ロシア側は関与を否定し、事件を「捏造された挑発」と主張している。
