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ロシア・モスクワ中心部で爆発、容疑者含む3人死亡、21人負傷、テロか

局は身元不明の女が現場に爆発物を持ち込んだと明らかにし、テロの可能性を含めて捜査を進めている。
2026年8月1日/ロシア、首都モスクワ中心部、爆発があった現場近く(ロイター通信)

ロシアの首都モスクワ中心部で8月1日夜、レストラン付近で爆発があり、少なくとも3人が死亡、21人が負傷した。当局は身元不明の女が現場に爆発物を持ち込んだと明らかにし、テロの可能性を含めて捜査を進めている。

爆発が起きたのは、高層建築物が立ち並ぶ市中心部の広場にあるイタリア料理店の近くで、当時、貸し切りの催しが開かれていた。当局によると、女は爆発物を店内に持ち込もうとしたが、入り口で警備員に制止された。その直後に爆発が起き、この女と警備員、店内にいた客1人の計3人が死亡した。負傷した21人のうち数人は重傷とみられ、病院で治療を受けている。

国家対テロ委員会は、使用されたのは手製の爆発装置だったと説明している。一方で複数の地元メディアは、爆発物が遠隔操作で起爆された可能性や、女自身は爆発物を運ばされていただけで、中身を知らなかった可能性もあると報じている。

当局は現時点で容疑者の特定や犯行声明の有無を明らかにしておらず、事件の背景について慎重に捜査を進めている。

現場周辺には爆発直後から治安部隊や救急隊が集まり、規制線が敷かれた。爆発の衝撃で周辺の窓ガラスが割れるなどの被害が確認され、爆発物処理班が残留物の回収や鑑識活動を実施した。AP通信の取材に応じた目撃者は「大きな爆発音の後、人々が一斉に逃げ出した」と語った。

連邦保安局(FSB)はウクライナとの戦争が続く中で政府高官や軍幹部を狙った攻撃の脅威が高まっているとして、これまでも警戒を呼び掛けてきた。近年のロシア国内では軍関係者や政府関係者を標的とした爆発事件や暗殺事件が相次いでおり、今回の事件との関連性についても関心が集まっている。しかし、現時点で当局は特定の組織や国家の関与を示す証拠は公表しておらず、憶測を避ける姿勢を示している。

今回の爆発は、ロシア国内の安全保障を巡る緊張の高まりを改めて浮き彫りにした。捜査当局は防犯カメラの映像や爆発物の解析を進めるとともに、女がどのような経緯で現場に到着し、単独犯だったのか、それとも背後に組織的な関与があったのかについて重点的に調べている。

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