◎乗客2人が重傷を負い、ヘリで医療機関に搬送された。
アルプス山脈上空を飛行する熱気球(Getty Images)

オーストリアの赤十字社は12日、アルプス山脈の東端に熱気球が墜落し、乗客乗員9人が重軽傷を負ったと明らかにした。

地元メディアによると、この熱気球は地面に衝突した後、再浮上し、5kmほど離れた場所に墜落したという。

最初の墜落でパイロットと副パイロットを含む4人がバスケットからはじき出され、熱気球内に取り残された乗客5人は5kmほど先の森に墜落した。

赤十字によると、乗客2人が重傷を負い、ヘリで医療機関に搬送されたという。容体は不明。

地元紙は関係者の話を引用し、「事故は熱気球が草原に着陸しようとしたときに発生した」と報じている。

気球は着陸を試みたものの、急降下して地面に衝突。パイロットら4人が放り出された。パイロットと副パイロットは気球の浮上を抑えようとしたが失敗したようだ。

パイロットはバスケットに取り残された乗客と電話でやり取りし、緊急着陸の方法を指示することができた。その後、気球は草原から5kmほど離れた森に墜落した。

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