◎200台以上のタクシーがアテネ中心部を走行し、政府に賃上げとインフレを改善するよう要請した。
ギリシャの首都アテネで27日、タクシーを含む公共交通機関の48時間ストライキが始まった。
アテネのタクシー労働組合ADEDYは29日未明までストを続けるとしている。
全国の列車、バス、旅客機、フェリーの公共・民間部門がストに参加している。
200台以上のタクシーがアテネ中心部を走行し、政府に賃上げとインフレを改善するよう要請した。
ADEDYは減税、バス専用レーンの拡大、ライドシェアアプリの規制強化なども要求している。
ADEDYの書記長は声明で、「自営業者に課された新たな税金がタクシー業界を直撃している」と述べ、政府に対応を求めた。
また書記長は「10％の賃上げに応じなければ、さらなるストで対応する」と警告した。
地元メディアによると、アテネの公共交通機関は軒並み混雑し、大渋滞が発生。フェリー便も8割が欠航となり、大混雑が予想されている。
航空管制官組合もストに参加すると表明しており、多数の便が欠航になる予定だ。
公立病院の医療スタッフや公立学校の教師もストに参加すると発表した。
